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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2025.08.22

愛川町
「ミニ中津箒(ほうき)」を手作り
32人が教室に参加

  • 講師に習いながら真剣に箒を編む参加者

 国の登録有形文化財「古民家山十邸」(愛川町中津)で8月11日、「中津箒手作り教室」が開催された。

 講師を務めたのは、中津菷のつくり手を育成している「株式会社まちづくり山上」に所属する伊藤由佳さん、永塚汐里さん。愛川町で栽培されたホウキモロコシの穂や茎を使用して、ミニサイズの箒作りを行った。

 作業は、事前に用意された15cmくらいに揃えられた穂先に、茎7本程度を糸で締め付けて固定し、柄の部分になる穂をさらに茎で覆うもの。参加者は藍色や黒色など、様々な色の糸が巻かれた糸巻きを足で押さえ、1色の糸を茎1本ずつ上と下で互い違いとなるように編んでいった。

 柄の部分になる穂の下を覆うまで編んだら、仕上げを行うのは伊藤さんと永塚さん。糸を巻く強度や間隔によってできあがりの形も違ってくるため、参加者は工夫しながら、30分程度の体験に熱中していた。

 教室は午前と午後の2回行われ、6歳から81歳までの幅広い世代から32人が参加した。参加者からは「祖父が作っていたことを思い出した」「達成感を味わえた」といった感想が聞かれていた。

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