産業能率大学（浦野哲夫学長）は、新型コロナウイルス感染症拡大防止への対応として、５月８日からオンライン形式で授業を行っている。

　同大学は、当初６月11日までをオンライン授業期間としていたが、５月29日に前学期期間となる７月16日まで、オンライン授業の継続実施を決めている。

　同大の授業形式はＺＯＯＭ機能を使った双方向型、録画した動画などを配信するオンデマンド型、学生に課題などを掲出する学習支援システムを活用した３種類。

　６月９日には同大湘南キャンパス、情報マネジメント学部の橋本諭准教授によるオンライン授業とゼミが行われていた。ゼミに参加した４年生の佐藤美穂さん（21）は、「自宅で授業を受けられるので、就職面接などの日程が組みやすい」と話し、３年生の神田晴生さん（20）は、「マンションの電気工事で自宅が停電になるため、祖母の家で授業を受けた」など、さまざまな感想を寄せたが、どちらも「早く大学が再開して、皆と一緒に勉強したい」と口を揃えていた。

　橋本准教授は「画面を通じて学生の表情が分かる良い面もあるが、オンラインでは分からない心のケアなどの必要性も感じる」と話した。

オンラインオープンキャンパス

　６月14日（日）、午後１時からで事前申込制。詳細は同大学のｗｅｂサイトhttps://www.sanno.ac.jp/で確認を。グループワーク体験や、ＺＯＯＭによる模擬面接も体験できる。

　問合せは同大学企画課【電話】０３・３７０４・０７３１へ。