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伊勢原版 公開:2022年8月12日 エリアトップへ

伊勢原市立図書館 音声拡大読書器など設置 視覚障がい者らの補助に

社会

公開:2022年8月12日

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拡大読書器を操作する図書館職員
拡大読書器を操作する図書館職員

 伊勢原市立図書館はこのほど、伊勢原市まちづくり市民ファンド寄付金を活用し、視覚障がい者など活字を読むことが困難な人の読書補助機として「拡大読書器」を新機器に更新、さらに音声拡大読書器1台を新設した。

 伊勢原まちづくり市民ファンド寄付金は、市が掲げる将来都市像「しあわせ創造都市 いせはら」の実現に向け、市民や企業などから特定の事業の実施に必要な資金の一部を募り、市のまちづくりを応援してもらおうというもの。

 今回は視覚障がい者のために同寄付金を活用。拡大読書器は、文字の拡大のほか、白黒反転の状態で読むことができる。モニターの大きさは22インチで、リモコン操作ができ、読みたい箇所をピンポイントで拡大も可能。倍率も1・5倍から最大80倍まで拡大できる。図書館の担当者は「視覚に障害がある人だけでなく、辞書など小さい文字が見えづらい場合など、だれでも使用できる」と話す。

 音声拡大読書器「よむべえスマイル」は、本や新聞などの活字を読み取り、音声で読み上げてくれるもの。図書館担当者によると、県内の図書館にも数台しか設置していないという。

 現在は図書館の朗読・録音ボランティアのメンバーが、視覚障がい者のために定期的に対面朗読を実施。そのほか、来館できない人にはCDなどに録音して渡すサービスを実施している。機器の導入により、利用者の都合で読書が楽しめるようにもなる。担当者は「音声による読み上げなので、ボランティアの方による対面朗読と同じようにはいかないが、利用者の皆さんの利便性につながるのでは」と期待を寄せている。

 これまでにも同ファンドを活用し、児童図書室内に「こみち文庫」を開設。子どもの成長に合わせた本との出会いのサポートに一役買っている。今後も寄付金を活用して、大活字本やCDブック、点字絵本などの購入も予定している。

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