世界のトップセイラーを国内選手が迎え撃つ「ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀大会」が今月10日、津久井浜海岸で開幕した。32カ国から約90人の選手が参戦。風の状況に合わせて15日(火)までレースが繰り広げられる。
レース状況手元でも
大会前日の9日、横須賀市役所で大会関係者と出場選手による記者会見が開かれた。24年ぶりの国内開催となった昨年は3万3千人が観戦に訪れており、今回は4万人の来場を見込む。大会実行委員長を務める上地克明市長は、「ウインドサーフィンとともに、グルメ、音楽ライブなどエンタメ要素を盛り込んだ」とイベント性の高さを強調した。
レースの見どころとして、日本ウインドサーフィン協会の長谷川浩会長は時速70キロのスピードと迫力のマーク回航バトルを紹介。前大会では、沖合にレース海面が設定されたため、観戦者が状況を掴みにくいという問題が発生したことへの対応策として、ICTを積極活用し観戦環境を整えたことも報告した。スマートフォンで3D観戦できる専用アプリを投入するほか、5台のカメラを駆使してライブ映像を大型ビジョンに映し出すなどの演出を行う。11日(金)・14日(月)・15日(火)は、海上から観戦できるチャーター船の運航もある。
会見には地元ゆかりの出場選手として、国枝信哉さんと須長由季さんが出席。須長さんは「市内のあちこちに大会ポスターが掲示され、緊張とともに喜びを感じている。昨年は結果もコンディションも不完全燃焼に終わった。今年は爆発させたい」と意気込みを話した。
今大会のメインスポンサーを務めている全日本空輸株式会社(ANA)の平子裕志社長は、大会のサポートを5年間継続していく考えを改めて示した。
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