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公開日:2025.12.05

横須賀三浦
伝統芸能 一堂に
リ・古典プロジェクト

 横須賀市・三浦市に根差した伝統芸能が一堂に会する「カナガワ リ・古典プロジェクトin 横須賀」が12月6日(土)、横須賀市文化会館大ホールで開かれる。県下ゆかりの民俗芸能を再発信する神奈川県の取り組みの一環で2014年から県内各地で催されてきた。

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 横須賀市からは、県指定無形民俗文化財の「虎踊り」(浦賀)や、市指定の「長井町飴屋踊り」が舞台を飾る。虎踊りは、浦賀の町衆によって300年超にわたり受け継がれてきた。虎の舞だけでなく、歌舞伎や唐人踊りを取り入れているのが特徴で、雄壮な虎の動きを表現する躍動的な演目として知られる。

 一方、三浦市からは、国の重要無形民俗文化財に指定されている「チャッキラコ」や、仮面黙劇で日本の神話を演じる「海南神社面神楽」などが披露される。チャッキラコは、毎年1月15日の小正月に少女たちが扇や綾竹と呼ばれる道具を持って舞い、豊漁や商売繁盛を祈る優美な踊りで、約250年程前から伝承されてきた。

 「菊名の飴屋踊り」も演じられる。長井と菊名の両「飴屋踊り」は、江戸時代から伝わる踊りで、それぞれ異なる地域で独自の発展を遂げてきた。今回は、この二つの地域色の異なる飴屋踊りの観賞を通じて、伝承の違いを体感できる。

 飴屋踊りのルーツとされる千葉県の「白桝粉屋おどり」も招致され、地域を超えた比較と共演が大きな見どころだ。

 午後2時から5時30分。入場無料。12月5日(金)正午までに県HPから申し込む。席数に余裕があれば当日入場可。

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