横須賀・三浦 社会
公開日:2019.06.14
(一社)sukasuka-ippo
「一時預かり」久里浜に新設
改装費一部をクラファンで
兄や姉の授業参観や美容院・病院など、短時間の用事があるときに、小さい子どもの預け先があったら―。そうした場合の”受け皿”が、一時預かり(一時保育)と言われるサービス。横須賀市内で実施している保育園は8園。民間事業者も数園ほどと少ない。
「市の子育てアンケートを見ても、一時預かりの要望が高くニーズがある」と話すのは、一般社団法人sukasuka-ippo代表理事の五本木愛さん。このほど、久里浜商店街の一角に認可外託児所「すかすかなーさりー」を開所する。同団体は「ひまわり園」の保護者会をきっかけに生まれた障害児の親によるグループ。「バリアフリー子育て情報局」として取材やレポートのWEB発信、交流会の活動からスタートし、昨年4月にはインクルーシブ学童「sukasuka-kids」を立ち上げた。
障害のある子も
2017年には、横須賀商工会議所とテレワーク事業を手掛けており、これに関連したひとり親就労支援では託児も担当。こうした経験から「就業準備や育児中のリフレッシュ、きょうだい児の学校の用事など”短時間”の内容はさまざま。障害の有無に関わらず、安心して預けられる場所を作りたかった」と話す。
託児スペースは商店街にある長屋状の建物2階を改装中で、7月の開所を目指す。久里浜で開業している美容院が移転により従来の託児サービスが店内でできなくなったことから、これまで働いていた保育士・看護師を受け入れる形で業務提携を行い、スタッフを確保した。最大16人の定員で保育料は1時間700円(税別)に設定している。
美容室を併設
また、1階には美容室「SARAH」を今月下旬に開店。髪を切られる・じっと座っている―ことが苦手な子どもにも対応。担当するのは、五本木さんの妹で美容師の兼平恵さん。時間に余裕を持った予約制で、大人の施術中は無料で託児を受け付ける。
現在は、建物の改装に関するクラウドファンディングを7月2日(火)まで実施中。五本木さんは「商店街の空き店舗活用で、街の活性化にもつなげたい。久里浜地区は待機児童も多く、こうした受け皿になれば」と話している。
事業の詳細はhttps://faavo.jp/kanagawa/project/3849(「Faavo すかすかいっぽ」で検索)、利用に関する問い合わせは【電話】046・876・6479
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