西友鷹取店の敷地内にある壁面に、鷹取小学校6年生54人が制作した縦2・5m×横10mの鮮やかなアートが出現した。
小学校を拠点として地域における世代間交流の場づくりを市が進めるスクールコミュニティ事業の一環。一昨年モデル校になった汐入小に続き、馬堀小と鷹取小が選ばれたことを受け、地元の7自治会町内会などと協力して児童が取り組んだ。
当初は「すてきな心のリフォーム」と題した総合的な学習の時間に、職員玄関や廊下、跳び箱などにイラストを描いていたが、コロナ禍で活気を失った街に元気を取り戻そうと、地域の憩いの場である広場での巨大な作品づくりに取りかかった。約2カ月かけてペンキで塗った絵には、地名になっている鷹が大空を悠々と飛ぶ姿や翼のほか、壁穴に見立てた先に児童らがイメージする輝かしい未来が描かれ、その場所に子どもたちが羽ばたいていくという意味が込められている。
先月26日には、西友の管理会社である(株)西武プロパティーズから児童たちに感謝状が贈呈された後、湘南鷹取連合自治会の藤島紀雄会長が「子どもたちの発想には驚いた。素晴らしい絵をありがとう」と礼を述べた。児童代表の挨拶をした河合涼太君は「みんなと絆が生まれ、満足できる作品が出来た。これから先ずっとこの街に残ってほしい」と笑顔を見せた。
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