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公開日:2023.03.31
神歯大附属病院
脂肪肝が死亡につながる
検査機器で肝臓の状態把握
「成人健康診査の肝臓検査で判るALTの値に注意を─」。神奈川歯科大附属病院 消化器内科特任教授の徳永徹二氏がこう呼びかけている。これまで軽度の肝機能数値の上昇や脂肪肝はあまり問題視されていなかったが、放置していた人たちから肝炎、肝硬変、肝臓がんの発症が増えてきているというのだ。話を聞いた。
「飲酒の習慣がなく、過去に行った肝炎ウイルス検査でも異常がなかったので大丈夫だと思っている人が少なくない」と徳永教授。メタボリックシンドロームの言葉の広まりとともに近年、脂肪肝が大きな関心を集めている。軽度肝機能数値異常者の中には、脂肪肝が含まれており、過去に腹部超音波で脂肪肝と診断されたことがある人は多いはずと指摘。そうした症状を抱える人たちは、肝臓が徐々に硬くなってくるため、その予兆を察知することが重要になるという。
徳永教授によれば「採血でもある程度判るが、最先端の腹部超音波を用いることで肝臓の線維化がより正確に把握できるようになった」とのことで、同院ではこれが可能な検査機器を導入している。メタボ気味の人、過去にメタボと診断された人、肝機能の数値がわずかでも高い人、過去に超音波などで脂肪肝と診断された人などを対象に検査を行っている。
神奈川歯科大学附属病院
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横須賀市小川町1-23
TEL:046-822-8877
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