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横須賀・三浦 意見広告

公開日:2023.11.03

活動報告
「ウインドW杯」がもたらしたもの
横須賀市議会議員 青木哲正【自民党】

  • W杯会場の津久井浜海岸

 ウインドサーフィンワールドカップ(W杯)が今年も津久井浜海岸で行われます。文字通り世界を転戦するトップ選手(30カ国以上、約100人予定)が一堂に会する国内最大スケールの大会です。

 2017年の大会誘致から18年・19年と連続開催され、新型コロナによる休止期間を経て昨年再開しました。5回目となる今回、横須賀市も加わる実行委員会は期間中の観覧者目標として10万人(来場4万人、オンライン視聴6万人)を掲げています。キッチンカーの出店数増や音楽イベント、子どもたちが楽しめるビーチアクティビティを多数用意して実現をめざす構えです。これに呼応して大会運営を側面から支える地元有志ボランティアの「ウインドサーフィンW杯応援団」の面々も熱を帯びています。

 昨今、地域資源を活かしたまちづくりが盛んに叫ばれています。”風のとおり道”という地理的好条件を味方に津久井浜海岸のある北下浦エリアでは、ウインドサーフィンやSUP(スタンドアップバドル)といったマリンスポーツを中心とした活性化が着実に進んでいます。

 以前から同海岸は全国屈指のウインドサーフィンゲレンデとして広く知られていましたが、W杯を機に公共駐車場料金が見直され、シャワーやセッティングエリアが設けられたことで訪れる愛好者の数が確実に増えました。五輪出場をめざす選手や部活動に励む大学生の姿もあります。ジュニア世代の育成もスタートしており、地元の小・中学生が週末の海でセイルを立てている風景も日常化してきました。

 周辺にある店舗やカフェでは、ウインドサーフィンをイメージしたクッキーやオリジナルカクテルも誕生しました。このほかに大会期間中、会場への誘導を狙ったウオーキングイベントを地元観光協会が企画。W杯をきっかけにしてウインドサーフィンと地域がつながりはじめ、前向きな変化が生まれています。

 横須賀市もNTT東日本と連携して「ワーケーション」と呼ばれる仕事と余暇を両立させる新しい働き方の可能性追求に着手し、来訪につなげる策を練っています。

 W杯の開催発表があった最初の記者会見で実行委員会は「大会実施は5年を一区切りにして検討していく」と発言しています。今回はその最終年。次につなげるために、今できることを最大限やっていく決意です。高まる「ウインドのまち」の機運を止めていけません。

〈あおき・てつまさ〉昭和30年11月29日生まれ・67歳/野比在住/6期目

青木哲正議員

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