戻る

横須賀・三浦 社会

公開日:2024.01.05

飛び込んだ先に広がる世界
横山太一さん/久里浜出身(アナウンサー)

教師になるという夢を持ちながら、好奇心を抱いたら「片っ端から」を軸に、何にでも挑戦していた時期です。

 大学時代に経験したアルバイトは8つ。スーパーやレストラン店員、家庭教師など、やってみたいと思うとすぐに足が動いていました。中でも転機となったのはテレビ局でのアルバイト。プロ野球中継の際、実況の隣でスコアブックを書き、中継に必要な情報を伝える業務です。試合前の実況は「普通の人」という感じだったんですが、いざ試合が始まると「さぁやるぞ」というスイッチが入り、いつもテレビで聞いていた声以上の何かが響いてきたんです。その瞬間がかっこよくて。「アナウンサーになろう」という気持ちが芽生えたきっかけでした。

 アルバイトの他には「真夏の500Km自転車旅」。横須賀高校時代の野球部で共に汗を流したテレビ朝日アナウンサーの三上大樹と2人で横須賀から甲子園(兵庫県)まで、一週間かけてママチャリを漕ぎました。体中が痛くて大変だった記憶が今でも蘇りますが、こんな経験は今しかできないと思って。

 そんな大学生活を送り就職活動がスタート。元は教師を志して大学に入りましたが「人生一回きり」と様々な業種の選考試験を受けました。その中でやはり心を動かされたアナウンサーになったのです。

 今こうして振り返ると私の二十歳はやりたいことが明確に定まっていませんでしたが、様々な場に身を置き、そこでしか得られない気づきを吸収した事が、今こうしてアナウンサーとしての仕事のあちこちで役立っています。培った経験や知識は必ず後々活きてきます。「今しか出来ない事に恐れず挑戦」。皆さんの飛躍を応援しています。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

横須賀・三浦 ローカルニュースの新着記事

横須賀・三浦 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS