横須賀市は、不要品の再利用を促進する試みとして3月21日、ネット型リユース事業を全国展開する(株)マーケットエンタープライズと連携協定を結んだ。同社が運営するリユースプラットホーム「おいくら」を市民が利活用することで廃棄物削減と循環型社会の流れを加速させる。
廃棄量と処理コスト削減
廃棄物削減とリユース促進を同時に進めたい市と官民連携によるリユース事業を拡大したい同社との思惑が一致し、両者の連携で循環経済(サーキュラーエコノミー)を推進することになった。社会全体で不要品を減らし、再利用していく意識を高めることで自治体の廃棄物処理量と処理コスト削減もめざす。
手順はこうだ。不要品を売りたい人が「おいくら」のサイトを通じて査定を申し込むと、全国の加盟リサイクルショップに一括して査定依頼され、買取価格を比較して売却することができる。
市は粗大ごみの扱いについて、処理施設への自己搬入と戸別収集を行っているが、自力で運び出す必要がある。「おいくら」では希望すれば自宅の中まで訪問して対応する出張買取が可能。まだ利用できるものであれば、市では回収を行っていない冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も買取ってもらえるという。不要品の売却と受け渡しは、最短で依頼した当日に対応。市民がサービスを利用した際の費用負担はない。
同社と連携して同様の取り組みを進めている自治体は全国で113ある。市のホームページに「おいくら」の情報が掲載されている。
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