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横須賀・三浦 意見広告

公開日:2025.09.19

県政報告
踏切内に点字ブロック設置
神奈川県議会議員 亀井たかつぐ

  •  JR横須賀駅近くの「横須賀踏切」を横須賀市視覚障がい者協会の白石敏夫会長と訪れ、誘導用の点字ブロックの設置状況を確認しました。白石会長は、点字ブロックに沿って歩くことで、危険な場所への進入を防ぐことができると評価。これにより視覚障がいのある方の外出時の不安が和らぐことが期待されます。

 JR横須賀駅近くにある「横須賀踏切」内の歩道に点字ブロックが新設されました。視覚障がい者が踏切内を安全に通行できるよう、私が県議会本会議で神奈川県に設置を強く求めていたもので、これが先ごろ実現しました。今年度中に県が管理する踏切内の道路29カ所に設置される見通しです。

 視覚障がい者にとって、これまで安全な横断が困難だった踏切内に”道しるべ”となる点字ブロックを設置する画期的な取り組みです。

 これは、2022年4月に奈良県内の踏切で発生した痛ましい視覚障がい者の死亡事故を教訓としたものです。公明党県議団が安全対策の一環として県が管理する道路の踏切手前部分の点字ブロック設置を要望し、同年度中に工事が行われました。

 24年6月の定例会では私が質問に立ち「踏切の手前から出口まで、切れ目のない誘導が必要」と踏切内への点字ブロック設置を改めて提案しました。県も点字ブロックの必要性を認めて設置することを明言し、「命を守る黄色い線」が踏切内にも延伸されることになりました。今回の横須賀での先行事例を踏まえて、県内各自治体と工事方法の調整や鉄道会社との協議を進めていきます。

安心して移動できる社会

「空白地帯」だった踏切内の安全確保は、長い道のりでした。これまで視覚障がい者のための点字ブロックは、多くの場所で踏切の手前で途切れており、踏切内は線路や敷石の凹凸が多く、白杖で方向を維持することが難しい状況でした。警報音が鳴り響く中、どちらへ進めば安全に渡りきれるのかという不安は、当事者にとって深刻な問題だったのです。

 誰もが安全に、安心して移動できる社会の実現に向け、点字ブロックが持つ意味はとても大きいものであります。今回の取り組みが神奈川県内はもとより、全国の踏切におけるバリアフリー化を加速させる先駆的な事例となることを期待しています。

亀井たかつぐ

https://kameisite.com/

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