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横須賀・三浦 教育

公開日:2025.10.03

湘南学院
廃食用油を航空燃料に
生徒会が文化祭で回収

  • 模擬店で使用した食用油を回収。右が活動を発案した牧田さん

 湘南学院高校(横須賀市佐原)の生徒会は、文化祭で回収した廃食用油を持続可能な航空燃料(SAF(サフ))に再資源化する取り組みを実施した。

 使用済みの食用油などを原料に製造されるSAFは、従来の航空燃料よりもCO2排出量を約80%削減できることで近年注目が集まっている。これをインターネットで知った生徒会副会長の牧田雛希(ひなの)さん(3年)は、「SDGsの活動にもつながる。生徒会の活動としてやってみたい」と、指導係の安達知恵教諭に提案。毎年廃棄されていた文化祭の模擬店で使用される食用油に着目し、SAFを製造する企業との打ち合わせなど1年前から準備を進めてきた。

 2日間開催された文化祭で回収された廃食用油は、容量18リットルの一斗缶とペール缶が計21個。牧田さんは「これが飛行機の燃料になるとは」と驚きながら、自身が卒業した来年以降も活動が続いて欲しいと話した。安達教諭も「きっかけを作ってくれたので継続したい」と話していた。

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