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横須賀・三浦 文化

公開日:2025.11.14

息をのむ荘厳な舞
海南神社で面神楽奉納

  • 山の神の荒ぶる踊りが見どころの『湯立て』の一幕

 三浦市三崎の海南神社で11月11日・12日、「面神楽」が奉納された。

 1971年に三浦市の重要無形民俗文化財に指定されている面神楽は同社に伝わる神事で、日本の神話を演じる「仮面黙劇」が特徴だ。同社の御祭神である藤原資盈(すけみつ)、盈渡姫(みつわたひめ)が平安時代初期の864年11月初めの未の日に三崎の浜へ漂着した縁起により、「出居戸(でっと)の神楽」と呼ばれる湯立神楽が行われる。その翌日の申・酉の日の夜には、面を付けて舞う面神楽が境内の神楽殿で、海南神社面神楽保存神楽師会によって奉納されている。

 五穀豊穣・国家安泰を祈願する『国固め』、かまどの神が、邪神とされる山の神を退治する『湯立て』など2日間で9演目を披露。太鼓や篠笛、鈴などの音に合わせて舞う演者の一挙一動に、訪れた観衆は、息をのみ魅了されていた。

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