横須賀・三浦 教育
公開日:2025.12.05
三浦市
「茜身」うまさ じゅわっ
小中学校給食でカツ初提供
マグロやカジキの血合い肉を「茜身」とネーミングし、新たな特産品としてブランド化を目指している三浦市で11月27日、市内小中学校の給食で、カジキの「茜身カツ」が初めて提供された。児童と生徒らは口いっぱいに詰め込み、笑顔を見せていた。
血合い肉は、腹と背の部分にある赤褐色の部位を指す。大腸がんの発生や血圧上昇の抑制効果に加え、生活習慣病の要因となる活性酸素を取り除く「セレノネイン」と呼ばれる成分を多く含んでいることが判っている。継続的に食べることで健康の維持や未病の改善に役立つとされている。
このような経緯から、市内のマグロ関連団体により旗揚げされた「まぐろ未病改善効果研究会」などが、名称の募集や飲食店の認証制度などに取り組んできた。
この日提供された給食は、羽床総本店(海外町)が下ごしらえを済ませたカツ。三崎小学校3年生の寺山新一郎さんは、「しょうゆの味がして、食感は鶏肉のようで美味しい」と満足げな様子だった=写真。
市教育委員会によると給食の定番化を視野に検討を進めているという。
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