三浦商工会議所青年部の会長を務める 鈴木一史(ひとし)さん 三崎在住 35歳
貪欲に学び旺盛にチャレンジ
○…4月1日付で三浦商工会議所青年部の会長に就任した。「周りは皆先輩ばかりで自分は一番年下の方ですが、遠慮なく自由にやらせてもらえる環境があるので、自分にできることをやっていきたいと思っています」と自然体。ファミリー企業のなかでの仕事で、あまり組織の経験が無かったが、同団体に入ったことで様々な気づきがあったといい、会長になることでさらにワンステップ上れるのではないかと密かに自分に期待する。「せっかくだからこの機会にマネジメントを学びたい」と貪欲だ。
○…創立30周年となる今年度は、現在実施している「三崎下町・城ヶ島観光マップ作成コンテスト」の審査および採用作品(あった場合)の作成・配布、それとリンクさせた同地区の新規観光事業、さらに継続事業の経営塾を柱として展開していく。特に経営塾ではソーシャルネットワークについて学ぶ一般参加可能なものを企画中。「自分たちもぜひ学びたいテーマで、また一般の方に参加いただくことで青年部の活動を知ってもらい、新たな仲間ができたらうれしい」と話す。
○…五代目として家業の左官業を営む。18歳の頃に父親が他界。その後を引き継いだおじの下で修行し3年前から代表取締役に。「昔は職人は黙って仕事をこなすものでしたが、今は情報が氾濫していますので、正しい情報を発信し伝えていくことが大事だと思います」。最近はカメラに凝っていて、休みの日は子ども2人と夫人と共に地元を散歩し、子どもの姿を撮るのが楽しみとか。と同時に改めて三浦の資源の豊富さを感じ、さらに愛着が湧いてくるという。
○…これまでは仕事のことだけを考えていたが、同団体に入ったことで経営について学び、地域振興と仕事(商売)がリンクすることに気づいた。「会長として人と人を結びつけるマネジメントに特に集中したい。もちろん無理はせずに」。肩の力を抜いて挑戦は続く。
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