戻る

三浦 人物風土記

公開日:2011.08.05

三浦ライオンズクラブの第46代会長に就任した
山本 俊二さん
岬陽町在住 72歳

心を合わせて奉仕に取組む



 ○…7月1日付で三浦ライオンズクラブの会長に就任した。19年前に1度経験があるといい、にこやかながらも落ち着いた表情。東日本大震災の発生をうけて、今年度は同クラブが所属する地区内すべてで支援活動が一番中心になるという。「義援金活動も含めて長いスパンで考えて続けていくことが重要」と話す。あわせて地球環境保全として植樹や清掃などにも積極的に取組む。特に植樹はライオンズクラブ国際協会として、今年度世界で100万本を植えるという目標を掲げており、達成するために三浦クラブで1人あたり2本植えることを目指す。



 ○…32年前に知人に誘われ入会。入会前から同クラブがどういう活動を行なっている団体かは理解していたが、入会後は特に国際的な組織ゆえに外国人と会う機会が増え、また異業種の会員とも交流を繰り返すことで、「非常に勉強になり、ある意味では修行にもなった」としみじみ。「皆決して金持ちではないが、強い奉仕の思いをもった人間が集まることで大きいことが実現できる。それがクラブの一番の魅力」と言い、7月から始まったばかりの今年度ですでに7人の入会者があった。



 ○…若いときから甘いものが好きで、親戚が横須賀で和菓子屋を営んでいたことから弟子入り。その後三浦の店を任され独立と同時に市内に。以来、45年にわたり「喜んでもらえる菓子を作る」をモットーに歩んできた。ただ後継者がいないそうで、「1代で終わるよ」とちょっぴり寂しそう。が、すぐに大好きな釣りの話で笑顔に戻った。



 ○…今年度のテーマは、「汗を流す奉仕」「学び」「人愛の奉仕」の3点。「今回は震災が起きたこともあるが、これからは物を贈るよりも精神的な面での奉仕が必要になると思う」と語り、「行政などがなかなか手をつけられないことにも積極的にこちらから取組んでいきたい」と、最後まで意欲的だった。

 

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS