三浦版 掲載号:2012年1月27日号
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教室やテレビ・新聞で料理を紹介するなどして三浦ダイコンの普及に努める 吉田和子(ともこ)さん 南下浦町上宮田在住 69歳

たくさん泣かされたから

 ○…市内の料理教室やテレビ・新聞等で様々な三浦ダイコンを使ったレシピを紹介。先月からは、本紙の「逸品レシピ」コーナーも担当している。「現在地元のダイコンは青首ダイコンが主流で、三浦ダイコンは全体の1%ほどしか作られておらず、忘れ去られてしまうのではという危機感を感じ、そのよさをたくさんの人に知ってもらいたい」という。そのために料理教室の前には必ず青首と三浦ダイコンを生で食べ比べてもらっているという徹底振りだ。

 ○…静岡県の稲作農家に生まれた。もともと料理が好きで小学校高学年にはときどき家族に作っていたとか。「美味しいっておだてられると嬉しくて、また作ったりしてね」と笑う。高校生でひょんなことから料理コンテストに出場し準優勝。また、就職先が銀行の保養所だったために、厨房の手伝いなどもしさらに料理の幅を広げた。そして縁あって三浦の農家の嫁に。冒頭の危機感により1993年に国土庁主催のコンテストに、『三浦ダイコンフルコース』を出品したところ、見事長官賞を受賞。多くのマスコミにも取り上げられ一躍話題となった。

 ○…子どもの頃から農作業も手伝い、時には炎天下で広い田んぼの草刈をすべて一人でするなど、負けん気の強い根性娘だったよう。嫁いだ後にどうしてそこまで三浦ダイコンにこだわるようになったのかと聞くと、「慣れない頃は収穫時にその大きさと重さ、そして引き抜く際の繊細さに腕や腰をかなり痛めて、何度泣かされたか。苦しめられたからこそ、なくなってしまうのは淋しいからね」。まるで子どものことでも話しているような愛おしい表情に。

 ○…今もメディアの取材が続きそれをみた遠方の人から注文があるなど、三浦ダイコンの普及にすでに多大な貢献を果たしている。その状況に「うれしいね」と言いながら、「もっと多くの人に美味しさを知ってほしい」と自然体の笑顔で貪欲に話した。
 

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