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三浦版 公開:2013年11月1日 エリアトップへ

iPhone/ipad用アプリ、電子書籍「三浦怪談」をリリースした 杉背 よいさん(本名:石上加奈子) 南下浦町在住 38歳

公開:2013年11月1日

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豊かな発想力が持ち味

 ○…リリースされた怪談は、視点を変えた物語構成が面白い。例えば、働き者の嫁が姑に無理難題を吹きかけられ命を落としてしまう、南下浦小松ヶ池に伝わる伝説をベースにした「泥の中」では、本来の主人公ではなく姑を主役にして語られている。なぜ、嫁をいじめるのか、姑の心の奥にあるものを自分なりの解釈を加えアレンジし、新たに物語る。ポイントは「主人公になりきる」。こういう展開もあるのかと思わせる。三浦半島の伝承をベースに創作された7つの怪談短編が誕生した。

 ○…こんな人が怪談話しを書くのかと思ってしまうほど第1印象は普通の人。「ホラー映画も好き」とさらり。ほんわかとした雰囲気を醸し出す姿からは想像がつかない。しかし、そのほんわかさが、怖さだけを追求した物語ではなく、人間の心の奥底にある感情を引き出し、新たなテイストを加えた怪談話の誕生につながったのだろう。三浦半島の伝承をベースにしていることから、実在する場所や風景が盛り込まれている。地元の人が読めば、地形や風景とリンクし、いつの間にか物語に吸い込まれてしまう。「読者がそんな感覚になってくれるのが喜び」とねらいを明かす。

 ○…生まれも育ちも三浦。子どもの頃から本を読むのが好き。特に童話集や日本昔話などがお気に入り。中学、高校になると近代文学やミステリー小説に。「本を読んでいるときはワクワクした気分になる」。大学院卒業後は、企業の図書室の司書として勤務。執筆活動は勤務終了後や休みの日の限られた時間。「限られた時間だからこそ集中できる」と話す。

 ○…「三浦以外の土地を知らないから、不便さは感じたことがない」ときっぱり。夫婦ともに音楽好き。中でもヘビメタ好きという意外な一面を持つ。好きなバンドのライブやフェスにも出向く行動派。ヘビメタを聞きながらだと「筆が進む」と笑う。
 

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