三浦市総合福祉センターに開設される「相談支援事業所エール」。4月1日から所長をつとめる 齋田 聖子さん 相談支援準備室室長 35歳
寄り添い、真摯に対応
○…障がい者や障がい児が自立した社会生活を営むことができるように支援する「相談支援事業所エール」の4月1日開設に向けての準備に日々邁進している。「本人や家族の気持ちをくみとり、寄り添い、真摯に相談に応じて最良の形になるよう接していきたい」。法改正で、障がい福祉サービス等の支給申請者に対し、事前にサービス等利用計画案の提出をもとめ、これを勘案して支給決定をおこなう仕組みに変わった。エールでは、同サービス等の利用計画案作成の手伝いの他、誰もが安心して生活することが出来るようサポートすることを業務とする。
○…相手に合わせてゆっくり、そしてやさしい語り口。相手に安心感を与えるような雰囲気を醸し出す。中学の時、職業を調べる課題で介護福祉を選択。調べていくうちに仕事内容に興味を持ち関心が増した。高校2年の夏、老人ホームに3泊4日のボランティアに参加した。夏まつりの準備や、高齢者との会話など、この時の体験が大きく影響した。「一緒に歌ったり、話たり。当時は、そんなに大きなことはできなかったが、将来進むべき道を見たようだった」。福祉の大学に進み、本格的に学んだ。実習やアルバイトを通して、経験を積んだ。「大変だったことより、楽しかったことが多かった」と振り返る。
○…昨年4月から三浦市社会福祉協議会へ。これからは責任ある立場に。「プレッシャーはある。同僚スタッフとともに、誠心誠意取り組んでいく」と表情を引き締める。「少しでも負担を軽減し、障がい者や障がい児が自分らしく生きていけるような社会を目指し共に歩んでいきたい」と話す。
○…大学ではワンダーフォーゲル部に所属。体力には自信がある。「つらいことも多かったが、眼下に見る美しい景色や頂上からの眺めで苦しさは吹き飛ぶ。地球を歩いている感じがとても心地良かった」と話す。横須賀市在住、夫と二人暮らし。
|
|
|
|
|
|