三浦版 掲載号:2015年11月6日号 エリアトップへ

今月8日に開かれる市合唱祭の特別公演にテノール歌手として出演する 和田 祐樹さん 上宮田在住 25歳

掲載号:2015年11月6日号

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人生の意義 歌で証明

 ○…市制施行60周年と北原白秋生誕130周年を冠し、今月8日に三浦市民ホールで開かれる市合唱祭。その特別なステージにテノール歌手として独唱を披露し、記念の日に花を添える。4歳で初めて音楽に触れてから約20年。「やっと地元に還元できる日が来た。誠心誠意、気持ちを込めて歌い上げたい」。本番を前に意気込みは十分だ。

 ○…小学校3年のとき、母の勧めで「横須賀芸術劇場少年少女合唱団」に入団。プロ歌手との共演やオペラ出演を果たす実力派集団に身を置くことで、歌うことの楽しさや技術だけでなく舞台人としてプロ意識の芽生えを感じたという。公演前は練習詰めの毎日。放課後、同級生たちが遊びに興じるのを横目にレッスン場へ直行し、夜遅くまで練習に明け暮れた。「みんなで1つのものを作り上げることが快感でした」。振り返ればこれが人生のターニングポイントだった。

 ○…中学は市外の私立校に通学していたが、「家業がお寺」という理由で偏見や心無い言葉を浴びせられ、「なぜ…」と境遇を恨めしく思ったことがあった。学校で自分の居場所を見失いかけた時、所属していた校内の聖歌隊で歌った讃美歌が音楽教師から賞賛された。「認めてくれる人がいる」。歌っている時だけは、1人の歌い手として何に縛られることなく自由でいられると意義を見出した。その後周囲の後押しを受け、宮城県の常盤木学園高校音楽科に単身飛び込んだ。

 ○…現在は母校の東京音大で指導助手を務める傍ら、三浦一族・和田義盛の菩提寺で知られる実家「来福寺」の跡取りとして父の法要の手伝いを行う。成長と共に心のわだかまりは解け、口を衝いて出るのは音楽と出会わせてくれた家族へ感謝の念。今後は強みを活かし、三浦にいても本格的なオペラなどを楽しめる本堂でのコンサートや学校訪問ができたらと構想は膨らむ。「肩書きは”お寺歌手”なんてどうでしょう」

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