三浦版 掲載号:2018年4月20日号
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三浦の人をテーマにした写真集「南端」を上梓する 有高 唯之さん 逗子市在住 47歳

“三浦びと”の機微活写

 ◯…三浦に生きる人たちに焦点を当てた写真集「南端」。処女作の上梓を目前に、仕上がりを語る顔から思わず笑みがこぼれる。気心の知れた編集者とデザイナーの3人で紙質・インク・装丁・帯紙のすべてにこだわり、

持ち得る術を余すことなく注いだ渾身の一冊。「採算度外視。究極の大人の遊びですよ」と冗談めかすが、売れるものではなく、本当に作りたいものを作った自負心は強い。

 ◯…2014年に東京から逗子市へ居を移して以降、三浦半島をフィールドとした活動が増加。今も三崎に足繁く通い、ときには一杯酌み交わして地元住民と仲を深めるという。人の魅力は街の魅力。「どこか土くささと都会っぽさが混在する様子に惹かれた」。16年には本作の収録作品を初めて披露した写真展「三浦の人びと展」を2度開催。「格好よく撮ってもらって嬉しい」と喜ぶ声に手ごたえを感じた。

 ◯…趣味で撮影した写真の腕を見込まれ、24歳でプロに弟子入り。以後、人物写真を中心に有名雑誌や広告、CDジャケットなどを数多く飾ってきた。被写体の考えを尊重し、自然体な表情を引き出すことが撮影信条であり矜持だ。この一冊の写真集を通して60〜70人の三浦の人びとと向き合った。若さゆえのシャイな部分、年を重ねたからこその美しさ。ファインダー越しに見える一人ひとりの心に目を凝らす。

 ◯…なぜ三浦に行き着いたのか、と尋ねると「海と山、魚、猫、路地裏。自分の好きな物が詰まっていて」と照れ笑い。地域を知れば知るほど、写真家の心をくすぐる人や風景が増えることが今の嬉しい悩みだという。「写真集が自分の街に誇りを持つきっかけとなり、1つの希望になったらいい」。刷り上がったばかりの原稿を愛おしげに見つめた。

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