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城ヶ島で初開催される音楽イベント「Sunset Crimson2019」実行委員長の 國井(くにい) 久嗣(ひさし)さん 町田市在住 43歳

掲載号:2019年10月4日号

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「好き」を突きつめ形に

 ○…2014年から5年間、三崎で開いてきた音楽イベント「芋煮ロックフェスティバル」をひと区切りさせ、今年から「Sunset Crimson」と名を変えてスケールアップさせた。「地元の支えを受けて続けてきたイベントを、さらに多くの人に愛されるものに育てていきたい」。多ジャンルの音楽を集め、子ども連れや車いす、ペット同伴でも楽しめるよう新たな進化を遂げた。

 ○…「山形出身。音楽好きのサラリーマンが趣味で始めたロックフェス」。初年度100人だった芋煮フェスの来場者数は年々増え、1千人を集めたことも。出演者にはオファーを直談判し、運営資金は日々の小遣いを切り詰めて捻出するなどすべてが手弁当で苦労も多かったが、原動力は単純明快だった。「故郷のソウルフードの芋煮と大好きなロックを融合したイベントを開きたかった」

 ○…小学5年から筋金入りのロックファンだ。「ドキドキして眠れなかった」と、音楽番組に出演していた「ブルーハーツ」の音楽性とパフォーマンスに衝撃を受けた過ぎし日。好きなことを仕事にしたいと音楽業界を志すも、演奏もライター業も素質を持たなかったが、時を経てイベンターとしての楽しみとやりがいを見つけた。「一回でやみつきになった」と照れくさそうに頭をかいた。

 ○…なぜ、三崎だったのか―。初めて訪れたのは6年前、贔屓のアーティストのライブで。「町田から最初はとても遠くて」と苦笑いするが、「電車とバスを乗り継いだ先の最果て感、懐かしさ、独特の時間の流れがあった」とすぐに魅了され、2度目の訪問の折にはイベント開催を打診していたという。「人を引き寄せる町」。縁もゆかりもなく、遠くに感じた三崎も今は自身の心安らぐ居場所になっている。

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