逗子・葉山 教育
公開日:2024.03.01
手作り豆腐に笑顔
沼間小で体験学習
市立沼間小学校(雨宮彰子校長)の3年生85人が2月21日、社会科「食品を作る工場」の学習の一環で豆腐作り体験を行った。
講師を務めたのは久木に店を構える豆腐店「とちぎや」の亀田勝さん。
児童ははじめに、豆腐の材料は大豆とにがりと水だけだと教わり、作業に取り掛かった。前日に自分たちで水に浸した大豆をミキサーで細かくし、大きな鍋で焦げ付かないようにかき回しながら煮たあと、ガーゼの袋に入れ、絞り器を使って豆乳とおからに分けた。豆乳ににがりを入れると「豆腐の赤ちゃん」と呼ばれるかたまりが浮かび上がり、子どもたちはそれを試食。「さいこう、めっちゃうまい」「プルプルでおいしい」「綿あめみたいに口に入れたら溶けた」など、初めての食感と味に笑顔がこぼれた。最後に型に入れ、やさしく水気を絞って豆腐は完成した。
豆腐作りを終えて児童からは「大豆の活用法が分かった」「形がうまくできるかとか、おいしくなるかとか緊張した」などの声が聞かれた。
3年担任の斎藤由佳教諭は「子どもたちには、いろいろな人の努力や工夫でおいしい物が食べられるということを学んでもらえたらと思う」と語った。
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