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逗子・葉山 社会

公開日:2025.06.27

葉山警察署
着衣で水難救助体験
ライフセーバーが協力

  • 着衣のままの救助で重さを実感

  • ボートをこぐ署員

 葉山警察署(河野朗署長)は6月17日、海水浴シーズンを前に一色海岸で水難救助訓練を行った。昨年からNPO法人葉山ライフセービングクラブ(加藤智美理事長)に協力を仰ぎ、「海のプロ」の指導を受けている。

 当日は署員15人とライフセーバー3人が参加した。署員はまず防刃服を身につけたまま入水。体のどこまで水につかると動きづらくなるのかを確認しながら前に進んでいった。

 その後、動きやすい服装になり、バディを組んだ相手を背に担ぎ、浜まで運ぶ練習を行った。

 またレスキューチューブと呼ばれる浮き具の使い方、ゴムボートでのパドルの漕ぎ方の指導を受け、実際に沖まで出て救助の仕方を学んだ。

 加藤理事長からは「一人では海に入らない。現場では浮いて待っていることが大事。消波ブロックに近いところは沖に出た方が安全なこともある」などのアドバイスがされた。

 参加した署員の一人は「着衣のままだと体にまとわりついて、腕を動かすだけでも水の重さに引っ張られてしまった。ボートは左右の声掛けのタイミングが合わないと真っすぐ進まず難しかった。浜まで人を運ぶときにはうまく波の力を使うことができた」など訓練の感想を語った。

 河野署長は「夏のシーズン、油断せずに海水浴環境の安全を確保しながら対応していきたい」と気を引き締めた。

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