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逗子・葉山 社会

公開日:2025.10.24

アマモ協議会
藻場保全活動に成果
地域のダイバーら協力

 葉山の藻場の保全再生などに取り組む葉山アマモ協議会(湘南漁業協同組合葉山支所・町立一色小学校・ダイビングショップナナ・鹿島建設)は10月8日、地域のダイバーらを含む約20人で藻場の保全活動を行った。

 参加者は真名瀬漁港から漁協の船に乗り込み、陸から約400m、水深約8mの地点で海中へ。これまでの保全活動で復活したカジメ場で、遊走子(胞子の一種)を出しているカジメの採取とともに、ウニの駆除活動を行った。その後、一度上陸し、スポアバッグと呼ばれる、穴の開いた生分解性の袋にカジメを入れる作業を行った。

 再度海に出て、名島の鳥居の北側の磯焼けしている海底にスポアバッグを埋設した。

 埼玉県から参加した近藤亮威さん(43)は「(カジメ場は)まだ少ないとはいえ、10年前には何も生えていなかったとは思えないくらいだ」と話し、保全活動の成果を実感した様子だった。

 アマモ協議会の山木克則さんによれば、藻場の再生には一定の密度が大切なので、人が手を加えることが必要だという。「今年は黒潮の大蛇行が終わったことで水温が低いので南から来る魚も少ない。この冬は海藻が戻ってくれることを期待したい」と話した。

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