厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2026.03.13
配食型こども食堂を行う「フードパントリー&みんなの居場所 ぶどうの木」の代表を務める
山本 祐子さん
愛川町中津在住 43歳
「心を込めたか」を大切に
○…愛川町で配食型こども食堂を運営する「フードパントリー&みんなの居場所 ぶどうの木」が、活動開始から1周年を迎える。町内に満足に食事をとれない子どもがいることを知ったことが、活動を始めるきっかけになった。「一人でも始められることを」と、まずは自宅でフードパントリーを始動。さらに、多忙な親子の心にゆとりを届けたいと、25年3月からは春日台のカフェで弁当の配布を始めている。
○…2年目に向けて、「まだ支援が届いていない、本当に行き詰まっている家庭に気づいてもらえる場所にしたい」と話す。心の支えは、フードバンク関係者から教わったマザー・テレサの「大切なのはどれだけ大きなことをしたかではなく、どれだけ心を込めたか」という言葉。一人ひとりの利用者に寄り添い、自分ができる範囲で真心を尽くしていきたいと考えている。
○…福岡県出身。関西での看護師勤務を経て、結婚を機に愛川町へ移住して14年になる。3人の子どもを育てる母として、仕事や支援のための食品回収と多忙な毎日を送っているが、夫をはじめ家族の協力が活動を支えている。自宅での作業中には、この春から中学生になる長女が食品の仕分けを手伝ってくれることもあるといい、「非常に助かっています」と顔をほころばせる。
○…現在は趣味の「耳つぼジュエリー」づくりのほか、本格的に学んでいる「足つぼ」での今春開業を目指している。実店舗は持たず、地域のカフェやマルシェへの出店を計画中だ。自身の活動について「体が動かなくなったら終わりかもしれない」と冷静に見つめつつも、「いつか子どもたちが興味を持って継いでくれたらうれしい」と話した。
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