VOL.60 ポテトチップス、トランプに税金?
ハンガリーでは、ポテトチップスに税金がかかるという話をご存知でしょうか?ハンガリーは成人の肥満割合が約20%と高いことから食習慣の改善を図るため、スナック菓子や高カロリー清涼飲料水などの塩分や糖分の高い食品へ課税することとなったそうです。
イギリスでは、「渋滞税」という税金があります。これは、ロンドン市内の慢性的な交通渋滞の緩和と公共交通機関の利用促進のために導入したもので、市の中心部に自動車を乗り入れる際に課税するものです。その結果、交通渋滞が約30%、交通量が約15%減少したとのことです。
日本では、以前「トランプ類税」という税金がありました。
これは、麻雀牌・トランプ・花札などのギャンブル性が強いといわれるゲーム類に課された税金です。この税金の起源は、イギリスでトランプゲームの過熱による勤労意欲の低下が問題となり、その抑制を図るために始まったといわれています。ちなみに、日本のトランプ類税は、消費税導入に伴う間接税の整理によって、廃止されています。
ご紹介したこれらの税金は、健全な社会を維持していくための「抑制」といった効果をもたらすだけでなく、税収の確保にも一定の貢献がなされています。
皆様は、どんなものに税金をかけるべきだと考えますか?
(藤沢税務署税務広報広聴官)
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