日本大学生物資源科学部(藤沢市亀井野、河野英一学部長)は5日、創設60周年の記念式典を同大学大講堂で行った。河野学部長は「次の10年へ向け、社会的評価の向上を期待したい」とあいさつ。学生、教員のさらなる活躍を誓った。
会場には、田中英壽理事長や大塚吉兵衛総長、学部の卒業生、日本大学藤沢中学校の生徒らが出席。祝辞には、海老根靖典藤沢市長の代理として長瀬光市経営企画部長が立ち「明日の日本を担う人材輩出に期待している」とエールを送った。
同学部は、昭和26(1951)年の日本大学農学部と東京獣医畜産大学との合併などを始まりとしている。この10年間では、1996年に農獣医学部が生物資源科学部へ、その後大学院の農学研究科が生物資源科学研究科へと改変を行ってきた。生物資源科学部は4年制の学部(11学科と一般教養)、大学院(5つの専攻)、短期大学(1学科)からなり、植物や生命化学、森林、海洋、食品、獣医育成など、幅広いジャンルを研究対象としている。
河野学部長は10年間を振り返り「文部科学省21世紀COE(Center of Excellence)プログラムが、生命科学の分野で採択されたことが大きかった」と話し、「研究水準の向上、人材育成の達成を十分に図ることができた」と語った。
次の10年へ向け、60周年記念棟の建設、新1、2、3号館(仮称)の建設を挙げ、また日本大学125周年事業として、小学校の新設や体育館の建設計画を語った。田中理事長は「財政基盤の構築にさらに努力していきたい。皆さんの活躍は勇気を与えてくれる」と、これまでの研究活動を称えた。
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