昨年、一昨年と片瀬海岸西浜の一部の海の家で、大音量の音楽を流し、若者たちが騒ぐ「クラブ化」が問題となっていた。近隣の住民からは「潮風に乗ってダイレクトに音が届くのでうるさい」「刺青やタトゥーを入れた人たちがいて、家族で遊びに行けない」などの苦情が寄せられていた。
藤沢市では昨年8月、海水浴場問題対策庁内連絡会議を設置。海水浴場の治安維持に向け、意見交換を重ねてきた。また、指導員や子ども会の代表からなる片瀬地区青少年育成協力会では、2005年から海岸夜間パトロールを実施。今年は7月20日から8月24日までの毎週土曜日の午後9時から10時まで行われる。
片瀬海岸西浜を設置する江ノ島海水浴場協同組合では、今シーズンの自主ルールとして、海の家での「音楽放送全面禁止」を決定。同組合では「大音量の音楽を流し、ダンスする若者が増えるとケンカも増え、海水浴場の空気が悪くなる」と危機感を抱く。「家族連れも安心して来られるような海水浴場を目指したい」と話している。
出動件数500件
藤沢警察署によると、昨夏の海水浴場への出動件数(7月1日〜8月30日)はおよそ500件。中でも、交通事故、ケンカ騒音苦情などが多かったという。同署では「交通機関での来場を」と呼びかけている。
7月1日に海開き
7月1日(月)の午前10時から片瀬海岸東浜で江の島海水浴場の「海開き」が開催される。海開きでは、恒例のくす玉割やレスキュー隊によるデモンストレーションなどが行われる。また、ふじさわ観光親善大使のつるの剛士さんも登場する。
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