前王将と将棋対局 佐藤康光九段が多面差し
将棋棋士・佐藤康光九段(44)による講演会と指導対局が8月18日、鵠沼公民館で行われ、地域住民ら約100人で賑わった。
これは、くげぬま探求クラブ(池田修代表)が、創立20周年を迎えたことを記念して、鵠沼公民館との共催事業として企画されたもの。佐藤九段の父親と親交のある同クラブのメンバーが対局を依頼したところ、九段が快諾したという。
講演会では、将棋を始めた経緯から、これまで道のりが語られ、質疑応答では多くの質問が飛び交った。
講演後、佐藤九段は公募で集まった小・中学生36人を相手に指導対局。各1時間2回に渡って、多面差しを行った。子どもたちは、真剣な表情で勝負に挑み、より効果的な駒の動かし方や戦略などのアドバイスを受けていた。小学生の女児が九段を打ち負かし、「負けました」と言わしめると、会場内をどっと沸かせていた。
最後まで佐藤九段と粘り強い対局を行った羽鳥小5年の八木智哉くん(三段)は、「あと一手のところまでいったのに、負けて悔しかった。やっぱり九段は強い」と振り返った。
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