藤沢翔陵高校陸上競技部が12月22日(日)、京都府で行われる「全国高等学校駅伝競走大会」に出場する。同校は11月に行われた県大会で3年連続優勝し、今回で通算32回目の全国への挑戦となる。顧問の和光圭教諭は「目標は8位以内、22年ぶりの入賞」と意気込む。
2012年の全国高校駅伝大会で、翔陵高校陸上部の成績は47校中20位。同年の県大会優勝の原動力となったエース・石井秀昂選手(当時3年)が、2区で区間1位の走りを見せ、21位で受けた襷を9位で渡すという健闘を見せた。しかしその後ライバルたちに詰め寄られ、目標としていた「一桁順位」には届かなかった。
今回掲げた目標は「順位は8位、タイムは2時間6分30秒」。主将の小町昌矢選手(3年)を中心に選手たちが話し合い、「自分たちならば目指せる」と決めた。和光教諭は「チームの特長は、自ら考えて動く自主性の高さ。さらに今年は力のある選手が揃い、歴代チームの中でも突出した総合力を持っている。狙い通りのレース展開さえできれば、高い目標も十分目指せる」と自信を見せる。
貫録の3連覇
同校は11月2日に山北町で行われた県大会で、2位の鎌倉学園と2分以上の差をつけ、2時間9分23秒で優勝。3連覇を果たした。全7区間中6区間の区間賞を獲得し、そのうちの3区間では区間新記録を樹立するなど、圧倒的な力を見せた。区間新の走りを見せた大川一成選手(3年)、小町選手、大泉奨選手(2年)らをはじめ、実力の高い選手が揃っている。
また11月23日に栃木県で行われた関東大会にも、県大会とほぼ同じメンバーで臨み、6位に入賞する活躍を見せた。
「まず流れを掴む」
強豪ならではの層の厚さに加え、大川選手や小町選手、大泉選手や秋澤啓尚選手(3年)など、全国大会出場経験を持つ選手が多く在籍していることも強みの同校。大舞台でも自分のペースを崩さず、実力を出し切る走りが期待される。
和光教諭は「皆コンディションも良く、いいムードで大会に向かっている。チームの柱となる選手で1、2区から流れを掴み、自分たちのペースで走りたい」と語った。
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