柳通り 3代目が町おこしに奮闘 「和ごみ」を地域ブランドに
近年、店主の高齢化や都市開発に伴い、どこか活気に欠ける藤沢駅北口の商店会「柳通り睦会」。とうとう若手有志が町おこしに立ち上がった―。3月21日(祝)に行われる「第1回和ごみフェスティバル」に向け、30代を中心とした各商店の3代目が奔走している。
柳通りには、故・島倉千代子さんの「藤沢やなぎ小唄」の記念碑があるものの、あまり知られていない点や、藤沢宿として栄えた歴史や文化継承の観点から、「和」の要素に目を付け、地域ブランドとなる『和(わ)ごみ』というフレーズを決めた。
「それからは言葉ありき。老若男女が楽しく和むには、やっぱり食べ物が重要だよね」と、スイーツコンテストをはじめ、人力車体験、和楽器ライブ、利き酒など北口を「和」一色に彩るべく、様々なアイデアを盛り込んだ。チラシには、書道家による題字や浮世絵のほか、萌葱(もえぎ)色、江戸紫といった日本の伝統色を採用するなど、こだわり抜いた。
藤嶺の生徒も協力
目玉の「和ご1グランプリ」は、1皿300円(3種類入り)で販売されるスイーツの中から、一番美味しかった店舗に投票する仕組み。「和スイーツNo.1」の座を狙い、居酒屋や定食屋など様々なジャンルの12店舗が参戦する(近江堂、Kailand、寒山、Crocusʻs Deli、松月堂わびすけ、上州屋、庄や藤沢北口店、たいこや、なお吉、Free Culture、へっころ谷、Madame Rouge)。「大半の店主が同世代とあって快諾してくれた。普段、菓子を出していない店のスイーツは一度味わう価値あり」と呼びかける。
また、フェスに華を添えるのは、着物姿で茶を振る舞う藤嶺高の男子生徒。「男子校なのに茶道部がある」との情報をつかみ、同校へ打診したという。「通学でお世話になっているので、恩返しができたらと思っていた。伝統として引き継ぎたい」と菱田大雅生徒会長。
当日実行委員らは、オリジナルの「和ごみ法被」を羽織って出迎える。
問い合せは同フェス実行委員会【電話】0466・25・3005へ。
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御所見でスマホ相談4月23日 |
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