藤沢駅周辺の10商店街が各自のオリジナルテーマ曲で地域振興を目指す合同企画を立ち上げ、このほどスタジオ録音による音源が完成した。一般向けのプレスCDは、9月開催の「藤沢市民まつり」で発売される予定だ。
「ようこそ藤沢〜藤沢南北10商店街応援ソング〜」と名付けられたCDは、その名の通り各商店街の魅力や情景を歌ったテーマ曲を集めたもの。さらに藤沢全体を歌ったタイトル曲「ようこそ藤沢」を加え、11曲入りのCDとして1000枚を作成。今年の「市民まつり」で一般販売されるほか、各商店街のイベントなどで継続的に活用される。
CD化企画の代表を務める南藤沢イータウンの鈴木一哉会長によれば、地域の商店街が複数で楽曲を自主制作し、PRに活用するケースは全国的にもほかに例を見ない取り組みだという。
収録曲は、昨年11月に行われた商店街合同イベント「ふじさわプロムナード」に合わせて制作された楽曲が中心。市内をはじめ地元で活動するミュージシャン10組が、それぞれ1カ所ずつ商店街を担当して作詞作曲を行い、バラエティ豊かな内容に仕上がった。
「将来は全商店街で」
鈴木会長は「これらの曲を、このまま埋もれさせるのは惜しい。どうにか形にできないか」と考え、CD化して各商店街のPRに活用する企画を立ち上げた。市内で活動するミュージシャンのはっとさんもこの取り組みに賛同し、自身の制作した曲「ようこそ藤沢」を提供するとともに、音楽面のプロデューサーとして参加。今後も商店街とミュージシャンが協力し、地域の活性化につなげていく狙いだという。
鈴木会長は「今の時代は商店街全体が厳しい状況にあると思うが、だからこそ各自の持ち味を生かし、魅力を市内外に発信していければ。この企画に触発されて、市内の全商店街に『応援ソング』の取り組みが広がれば嬉しい」と語った。
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