日本精工(株)9人制バレーボール部(山里勝利監督)が50年連続全国大会出場を成し遂げた。
この大きな節目を超えたのは7月の全日本実業団9人制男女選手権大会。世代交代が進み、若返った新生チームだけにプレーにはまだムラがあったが「気力で乗り越えた」とプレーヤーの1人、茂田直宏さんは話す。
今年の結果は56チーム中、ベスト16。上位には食い込めなかったが、「連続出場の記録は残せた」と誇らしげだ。
また、連続出場の最初の出場を果たしたOBで現市バレーボール協会会長荒井勝男さんは「本当にうれしい。継続は力なりだと思う。これを節目に現役世代のさらなる活躍に期待する」と喜びのコメントを寄せた。
同社9人制のバレーボール部は67年に全国初出場を決めた後、毎年行われるいずれかの全国大会に出場し続け、その数は90回を超えるという。さらに全国優勝は5回経験している名門だ。
練習環境がいいわけではない。平日週2回の練習は仕事明けの時間帯で、体育館は近くの中学校。部員も決して多いわけではない中で全国常連となっているのは一人ひとりの気持ちがあるから。「どんなに不況になったとしても部を維持してくれた会社と、これまでのOBに応えたい。その思いがプレーに出ている」と茂田さん。
部を支える同社労働課の三浦宏樹さんは「伝統のプライド、若手、ベテランの一体感が生んだすごい記録。これからも全国制覇に向けて支援していきたい」と話した。
茂田さんは「この50年は通過点」と次を見据える。若手も入り、これからが楽しみになった同部の活躍に期待が集まる。
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