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フジサワTECH 世界に恋われる日本のシルク 4 湘南センコー株式会社

掲載号:2020年5月1日号

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 国産絹糸にこだわり、版型を色ごとに変えながら人の手で刷り重ねる「手捺染」(型友禅)を採用。職人は一人前になるため10年はかかり機械染に押されるが、刷りの細やかさや鮮やかさなど仕上がりの美しさが段違いだという。

 日本の近代産業の発展を支えたシルク。同社は大正10(1921)年に横浜で創業。関東大震災の被害を乗り越え、1935年に事業拡大のため藤沢市へ。戦中は輸出が止まり「飾ること」が良しとされない時運に止む無く休業したが、53年に無事再開。女性にも洋装が広まった時代を華やかに彩った。国内外のコンテストで入賞したことで有名ブランドからの提携オファーも増え、多い時は40人超の職人を抱えた。

 近年、安価な海外産の擬似シルク製品が広く流通するようになった。ファストファッションの流れもあるが、6代目の浅井明美代表は「おしゃれの本質は、値段ではなく質。製品の誇りとお客様の信頼を裏切ることはしたくない」と穏やかに微笑む。2003年に地域特産品を目指し誕生した湘南の意匠を組み込んだ「湘南スカーフ」は現在の同社の看板商品。「世界に恋われる日本のシルク。後世に残し続けたい」
 

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