藤沢 意見広告
公開日:2023.03.31
市政報告
水質改善事業 いよいよ来春完了へ
藤沢市議会議員 佐賀和樹
藤沢市南部の生活排水を処理する辻堂浄化センターは雨水と同時に処理する「合流式下水道」を採用しています。大量の雨水が浄化センターに流入すると生活排水と一緒になり、適正に処理ができなかった汚濁水が周辺の海に放流され水質悪化の原因となっていました。
そこで、2015年9月に市議会の一般質問で藤沢市に対して水質改善のために対策を講じることを提起。市は▽公共用水域への汚濁負荷量の削減▽公衆衛生上の安全確保▽ごみの流出防止―を目的に、合流式下水道改善事業を2018年12月にスタート。施設の北側から辻堂海岸までの約480mのボックスカルバート(箱型のコンクリート管)と、大量の雨水を一時的に貯蔵しオーバーフローを防ぐ滞水池(25mプール約24杯分の容量)築造を5カ年計画で工事を行っています。
海の環境保全へ
2024年3月に工事が完了し供用を開始することから、築造中の放流管と雨水滞水池を視察いたしました。
完成すると水質汚濁の原因となっていた、大量の雨水が汚水処理施設に流れることなく適正な汚水処理が可能になり、水質は大きく改善することになります。
海は藤沢市にとって貴重な財産。今後もその環境保全に取り組んでまいります。
佐賀和樹
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