藤沢 人物風土記
公開日:2023.07.07
先月(公社)藤沢市医師会新会長に就任した
石原 宏尚さん
高倉在住 60歳
一丸で地域医療の質向上
○…「恩返しだと思って手を上げた」と立候補した思いを語る。副会長含め、理事として会の中核でおよそ18年活動。その重責は身に染みて分かっていた。だが、常々手を差し伸べてくれた「先輩」含めた会員や、地域医療の発展に協力してくれている関係機関、そして子どものころから育んでくれた藤沢市に報いたい思いが、覚悟を決めさせた。
○…取り組むべきことは山積。健診制度の効率化や、在宅医療の充実・小児への対応、災害時の医療体制の構築、看護師をサポートするナース支援センターの拡充など「やらなければならないことだらけ」と苦笑い。だが悲観しているわけではない。「会員624人が協力し、知恵を出し合いながら1つ1つ進めていくだけ」と決意をのぞかせる。集まることすらできなかったコロナ禍とは違い、顔を合わせる機会も増やしていける。「会員同士の関係づくりにも力を入れたい」
○…コロナ禍では最前線に立った。医療機関も休みを迎える大型連休では、休日返上で、PCR検査から発熱外来の対応まで率先して働いた。「誰かがやらなければならないのなら自分が」という滅私の人。また当時、会としてはできうる限り対応策を取り入れた。「本当に大変だった。だからこそ、有事の備えとして財産にしたい」と力を込める。
○…横浜生まれ。父の開院に合わせて3歳で藤沢に移り住む。医師になろうと決めたのは小学生の頃。「4年生くらいの文集で内科の開業医になるって具体的に書いていた」と笑う。2代目として高倉で石原医院を切り盛り。会との両立で多忙を極めるがやめたいと思ったことはない。そこに患者の笑顔あるから。「感謝してもらえるやりがいのある仕事です」
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