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藤沢 社会

公開日:2023.07.14

元江ノ水パフォーマーが出演
等しき命ミュージカルで

  • 稽古に励む原さん(左)と大内さん。「うみこころ」として商業施設や学校でもパフォーマンスを披露している

  • 舞台演出の戸倉さんを交えて

 新江ノ島水族館ショー、ドルフェリア(現在休演中)に出演していた2人が結成したパフォーマンスユニット「うみこころ」が7月29日(土)、藤沢Fプレイスホールでオリジナルミュージカルを上演する。テーマは「命」。本番に向け、稽古に打ち込む代表の大内涼子さん(40)、原沙奈子さん(39)は「人間はもちろん、動物、植物などあらゆる命の大切さを伝えたい」と意気込む。

 ミュージカルのタイトルは「生命の木〜地球とわたしたちのものがたり」。地球を象徴する生命の木と、そこに生まれ落ちた人間。誕生の喜びもつかの間、人間の負の感情が調和を乱してしまうが―という物語だ。

 歌とダンスを交えたミュージカルに仕立て、公募した子どもたちとともに披露する。「みんながもともと持っている命に対する優しさに気付いてもらえたら」と大内さんは期待を込める。

 コロナ禍の2019年から温めてきた企画。テーマとなった種を超えた共生は、2人がイルカとの共演で体感。大内さんは「お互い理解がし合えていた」と振り返り、原さんも「目を見るとわかった」と話す。さらに原さんは脚本が生まれたきっかけとして、ランニングをしていた時、ふと周囲の木々など様々な命を感じた。「突然、涙がとまらなくなって」とし、「命を大切さは、みんなで理解できることだと思った」。

 舞台演出は同水族館で現在もショーを手掛ける戸倉徹さん(55)が担当する。「半ば強引に」と笑いつつ経緯を話すが「二人の思いが込められた作品。ぜひ見てほしい」と呼び掛ける。

ライブも披露

 ミュージカルは7月29日(土)、藤沢Fプレイスで上演。2部構成で前半はミュージカル、後半はライブを行う。ライブではそれぞれ2児を育てる母として、「それぞれの価値観を認め合うことを訴えたい」としている。

 開場は午前9時30分。中学生以上千円。小学生以下500円。未就学児無料。観覧は事前予約が必要。詳細、申し込みは「うみこころ」公式ホームページで。

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