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藤沢 社会

公開日:2023.10.20

「子育て支援が街に活力」
泉明石前市長が講演

  • 明石市での取り組みを語る泉氏

 子育て支援を推進し、兵庫県明石市を10年連続で人口増に導いた泉房穂前明石市長による講演会が12日、藤沢市民会館で行われた。市民など約230人が来場し、泉氏の子育て施策に対する考え方に耳を傾けた。

 泉氏は「隣の神戸市などでは人口が増えるなか、明石市は人口減、財政赤字、街の衰退という3重苦を抱えた状況でのスタートだった」と市長就任当時を振り返り、「子どもを助けることは、街の未来を助けること」と言及。増税をせずに子育て関連予算を過去の125億円から297億円と2・4倍に増額し、児童相談所に国の基準を上回る人員を配置するなど、子どもや子育て世帯の支援から地域を活性化させる道筋などを自身のエピソードを交えて紹介した。

 中学生までの医療費無料化や中学校給食の完全無償化など、自身の施策が全国の自治体で広がっていることなどをあげ、「社会を変えることは、やればできること。それをできるのが政治」と情熱を語った。参加者からは「藤沢市も明石市のようになってほしい。私たち一人ひとりが政治について考え関わることが大切と感じた(30代男性)」「エネルギーに圧倒されました。とても良いお話が聞けました(70代女性)」と話した。

 講演の主催は、あべともこと共に歩む会・立憲民主党神奈川第12区総支部。

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