藤沢から新時代の神奈川を【12】 県内における消費生活相談 点検商法が増加傾向
神奈川県では、消費生活における各種トラブル解決のための助言や、あっせんなどを行う消費生活相談を実施しております。令和5年度の相談概要について、現在開会中の第3回定例会において報告がなされました。
相談件数と手口
「点検」と称して電話や訪問をし、「工事しないと危険」などと不安をあおり契約させる「点検商法」に関する苦情相談件数は2471件で、前年度(1348件)と比べ、約1・8倍と過去最多の件数。年齢別では65歳以上の割合が高く、全体の約7割を占めています。主な相談事例は【1】屋根工事/事業者が突然訪問してきて「無料で点検する」と言うので依頼したところ「このまま放置すると雨漏りするので修理しないと大変なことになる」と不安をあおられ、勧められるままに高額な契約をしてしまった。【2】給湯器/「給湯器の点検をする」と訪問してきた事業者に、「古い機種なのでこのまま使うのは危険です」と不安をあおられ、不要な工事をさせられてしまった。
このように「点検を迫る」→「不安をあおる」ことは典型的な悪質業者の手口といえます。突然「点検する」と言われてもすぐに承諾せずに【1】家族や身近な人に相談する 【2】メーカー・購入した販売店に確認する【3】工事を勧められても複数の業者から見積もりを取る。これらのことが大切です。
少しでも不安に感じたら消費生活センターに相談することも可能ですので、ご利用下さい。消費者ホットライン 局番なし 【電話】188(いやや!)
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