藤沢 教育
公開日:2025.09.05
不登校の親子支援団体
「苦しい時こそ親が楽しむ」
小沼代表インタビュー
夏休みが終わり、新学期が始まった。楽しい思い出ができた一方で、登校に不安を抱え「学校に行きたくない」と感じる子どもも少なくない。市内で不登校の子どもを持つ親の集いなどを主催するNPO法人優タウンの小沼陽子代表に子どもへの接し方などを聞いた。
――お子さんが不登校だった経験があると伺いました。
「息子が小1の途中から不登校がちになり、続いて娘も不登校になりました。最初は夫や両親と無理矢理、学校に行かせようとしました。でも、ある時から息子が死んでしまうのではないかと不安を抱えるようになりました。それから無理に登校させようとするのは止めました。夫や母と対立しながらも、息子の命を守ることを最優先しました。いま21歳になった息子は、自分が興味のあることを見つけて彼なりのペースで頑張っていて、娘は大好きな絵を学ぶため美大に通っています」
――子どもが不登校になったら、あるいは不登校になりそうだったら、どのように接すればいいでしょうか。
「最近は私たちの時よりも世の中の風潮として”無理に学校に行かせなくていい”と考える親御さんも増えています。一方で、無理に行かせてはいないけれど『どうしたらいいかわからない』という悩みもよく聞きます。口では『学校に行かなくていい』と言っていても、うわべだけの言葉は子どもに伝わります。親御さんたちは正解を求めて一生懸命、勉強をするけれど正解は人によって違う。子どもをよく見て、周りから反対されても、親の直感を信じて接することが大切です」
――悩んでる親子にメッセージを。
「苦しくてつらい状況でも、親が人生を楽しんでいれば、子どもも自然と元気が出てきます。とはいえ、真っ暗闇にいれば『うちは小沼さん家とは違う』、そう思わずにいられないはず。まずは似たような境遇や悩みを抱えてる人と話してみるのも一つの手です。人に心のうちを話すだけでも、心は軽くなります。優タウンは市内で月に何度か活動していますので、気軽に参加してみてください」
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