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公開日:2025.12.26
第104回全国高校サッカー選手権 2年ぶりに桜旋風を
めざせ全国制覇
日本大学藤沢高校
全国の舞台に、2年ぶり「桜旋風」が巻き起こる--。第104回全国高校サッカー選手権大会神奈川予選の決勝が11月9日、ニッパツ三ツ沢球技場(横浜市神奈川区)で行われ、日大藤沢高校が桐光学園高校を1―0で破り、2年ぶり8度目の優勝を果たした。
桜色のチームカラーに染まったスタンドが歓喜に沸いた。後半37分が経過したころ、FW有川啓介選手が、右サイドからのクロスボールを相手キーパーからのプレスにも屈せず、こぼれ球を左足で押し込んだ。桐光学園も粘りを見せ、残り3分でシュートを放つも、ゴールポストにはじかれ、試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
けが乗り越え、つかんだ勝利
「全国制覇」。選手と監督は口を揃えて頂点を目標に掲げる。そんな日大藤沢にとって、今年1年は苦しい期間も多かった。4月に行われた関東大会、6月に行われたインターハイ予選ともにベスト8敗退。「勝ちたい」一心で選手はより厳しい練習を続けるが、反動でけがに見舞われる選手も多かった。
チームのムードメーカー入谷友陽選手もその一人。県予選1回戦は出場を逃したが、必死のリハビリで2回戦には出場し逆転ゴールをアシスト。有川選手も初戦で利き足を負傷したが、決勝にどうにか間に合わせ、優勝に貢献。佐藤輝勝監督は「けがをしても諦めず、試合まで逆算しながらリハビリに取り組み、ピッチに戻ってきてくれた」と選手の努力を称えた。
高みに挑む選手たち
初戦はUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで12月31日(水)。2年前は同じ日・同じ場所で激闘の末、PK戦で初戦敗退となった。今回の対戦相手は全国制覇の経験もある名門・岡山学芸館高校。
キャプテンの橋本友翔選手は「県代表として各校の選手の思いを背負って、神奈川県勢初勝利を掲げたい」と意気込んだ。副キャプテンの杉崎万泰選手は「これまで以上に厳しい戦いになると思うが、一試合ずつ大切に日本一に向けて勝ち進みたい」と語った。
2015年、全国4強に勝ち進み「桜旋風」を起こした日大藤沢のサッカーが、再び、旋風を巻き起こす――。
日本大学藤沢高校
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