藤沢 文化
公開日:2026.02.06
入町町内会・和田さんが制作
伐採された桜、六地蔵に転生
まちのシンボル「形変えて見守って」
頭をなでたらツルツル、思わず笑みがこぼれる――。入町曾館(本町1の2)に鎮座するのは柔和な表情を浮かべる六体の地蔵。半世紀以上にわたり、近隣住民に親しまれたソメイヨシノが形を変えた。入町町内会の和田健一さん(64)が初めて彫った地蔵だ。
老朽化が進む会館の建て替えに伴い、2022年7月、幹が空洞化し倒木の恐れがある桜が伐採された。「まちを見守ってきたシンボル。何か活用できないか」。和田さんは木を引き取った。
印刷会社でシステム管理に長年従事する傍ら、趣味で木彫り作品を生み出してきた和田さん。過去には町内会の山車に飾る「破風飾り」を制作したことも。木はおよそ2年乾燥させ、24年5月から本格的な彫り作業に入った。一つの木材から彫り出す日本の木彫技法「一木造」に挑戦。試行錯誤の末、六地蔵は昨秋完成。地蔵が座る座布団は、和田さんの母親が日本帯をリメイクして仕立てた。神社で入魂式を執り行い、先ごろ正式にお披露目された。
「桜は日本人にとって特別な花。形は変わっても、これまで同様に私たちを見守ってほしい」
たなごころに伝わる滑らかな質感。かつて春を彩った桜は温もりのある地蔵へと姿を変え、再び近隣住民の暮らしに寄り添い始めている。
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