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藤沢 文化

公開日:2026.02.06

商店街が大好きだ Vol.9
挑戦続ける太陽のまち
協同組合藤沢銀座土曜会 和田庄治理事長

  • 多くの人でにぎわう銀座土曜会の通りに立つ和田さん

    多くの人でにぎわう銀座土曜会の通りに立つ和田さん

 買い物客や家路を急ぐ人などでにぎわう石畳の道を、あんどんの明かりが優しく照らす「あんどん物語」。この風景を紡いでいるのが、藤沢駅北口の「協同組合藤沢銀座土曜会」だ。

 「土曜は半ドン」。同会で理事長を務める和田庄治さん(79)は、名前の由来をこう語る。かつて近隣に工場があった頃、土曜午前の仕事を終えた労働者らで毎週土曜がにぎわったことから、その名が付いたという。

 1958年頃に発足して以来、時代の変化に応じたまちづくりを続けてきた同会。大型ショッピングセンターや百貨店の進出で、全国の商店街の在り方が変化していく中、代々の会員が知恵を絞り、活気づくりに奔走。道路を石畳化するなど、独自のまち並みを築き上げてきた。

 同会の名を広く知らしめたのが、路上に全長約100メートルの水槽を設置し、ギネス世界記録にも認定された「世界一大きい金魚すくい」だ。企画には市内外から多くの家族連れが訪れ、夏の恒例行事として20回以上実施。2019年度には、「かながわ商店街大賞」にも選ばれた。

 しかし、コロナ禍や役員の高齢化、企画の前任者の逝去などが重なり、開催が困難に。そうした中でも「まちづくりの灯を絶やすまい」と昨年2月には副理事長らが中心となり、金魚すくいと同時開催してきたあんどん物語を5年ぶりに復活させた。

 「このエリアは仕掛け次第で跳ねるポテンシャルがある」と和田理事長。まちの変遷を見守り続けてきたからこそ、その言葉には実感がこもる。現在同会には、約60店舗が軒を連ねる。「挑戦するにはいいところ。どんどん入ってきてほしい」。温かい眼差しで次世代にエールを送った。

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