手広中学校3年生の矢野真央さんが、8月21日と22日に愛知県で行われた全日本中学校陸上競技選手権大会の女子走高跳で2位という快挙を成し遂げた。
矢野さんは昨年も全中に出場し、2年生ながら決勝に進出。今年は全国優勝を目標に掲げてきた。
しかし21日の予選では13人で争う決勝への進出は決めたものの、163cmを3回失敗。県予選や関東大会ではいずれも一度の試技でクリアしていた高さだけに、不安が残った。今大会は強風が吹き、風向きも頻繁にかわる難しいコンディション。矢野さんも助走が決まらず、思うような跳躍ができない状態が続いた。
翌日の決勝でも163cmを2回失敗。「優勝を目標にしているのにこんなところで終わりたくなかった。泣き出したいくらいに緊張しました」と振り返る。それでも最後となる3回目で見事に成功。続く166cmも3回目に成功するなど、土壇場で持ち前の集中力の高さを見せた。
さらに自己ベストとなる169cmも成功させ、竹内萌さん(埼玉・熊谷荒川中)との一騎打ちに。竹内さんは合宿などでも顔を合わせ、ともに健闘を誓い合ってきた良きライバル。関東大会では竹内さんに敗れて2位に終わっていただけに雪辱を期して臨んだが、172cmを成功させた竹内さんに対し、「それまでに10本以上跳んで体力的にきつかった」と成功させることができず、2位となった。
「終わった直後は自己ベストと2位という成績に達成感もあったけれど、今は優勝を逃した悔しさの方が大きい」と語る矢野さん。次の目標は10月に行われるジュニアオリンピック。「今度こそ絶対に優勝したい」と意気込んでいる。
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