10月19日までに鎌倉市内で発生したオレオレ詐欺・架空請求・還付金詐欺といった「特殊詐欺」の被害は11件、約3980万円だった。わずかながら昨年を上回るペースとなっている。
根絶にハードル
鎌倉・大船両警察署は被害防止対策の周知徹底や金融機関との連携強化を図っている。
大船警察署管内では、金融機関で高齢者が高額な現金を引き出す時に声をかけ被害を未然に防ぐ「全件通報」が18件にのぼるといった効果を発揮している。
ただ、被害ゼロへのハードルは高い。今年の被害件数は「オレオレ詐欺」と「架空請求」が占め、80代の女性が1150万円の被害に遭うケースもあった。
大船警察署生活安全課の佐々木雅彦係長は「大企業の名前を使い、数日にわたって電話をかける巧妙な手口もあった。お金の話がでたら詐欺という基本を忘れないで」と呼びかける。
鎌倉警察署生活安全課の宮治泰三課長は「詐欺グループが留守電にメッセージを残すことはない。今すぐにできる対策です」と、不審な電話に出ることのないよう在宅時も常に留守番電話に設定することを呼び掛けている。
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