鎌倉まつりの一環として4月15日に鎌倉宮で上演された「子ども創作能」に、市内在住の小学生3人が出演した。
静岡県伊豆の国市の能友会が主催する子ども創作能には、同市の幼稚園児から高校生までが参加。「伊豆の頼朝」などの演目を各地で披露しており、鎌倉まつりには2012年から参加している。
昨年、鎌倉の子どもとして初めてこの舞台に立ったのが水本あや芽さん(富士塚小5年生)だ。2年前、初めて舞台を見た水本さんは「舞や着物が格好良い」と能の世界のとりことなった。直後から伊豆の国市での練習に参加するようになり、昨年は頼朝の敵・山木兼隆役を熱演した。
そんな水本さんの姿を見た小学校の同級生、大塚嬉々さんと高山絢葉さんも昨年6月からメンバーに。3人は地元での練習に加えて、本番が迫った今年2月以降は伊豆の国市に通って稽古を重ねてきた。
本番では水本さんが北条政子、高山さんは北条時政、大塚さんは平家郎党の役に。途中、大塚さんが振り下ろした薙刀を高山さんが後ろ向きに受け止める場面があり「タイミングを合わせるのが難しかったけれど成功してよかった」と2人は声を揃える。また「念願だった」という政子を演じた水本さんは「舞を披露しているとき、あたりの桜の花が舞っているのが見えて、感激しました」と語った。
鎌倉版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|