日本を修学旅行中のフランスの中・高生に、「はんこ文化」を知ってもらおうというセミナーが6月7日、商工会議所で開催された。
これはリヨン市から約1週間の日程で来日したサンドニ学園とエスパスリヨンジャポン日本語学校の学生たちが「日本ならではの文化を体験したい」と市内御成町の印章専門店「鎌倉はんこ」の月野允裕代表に依頼し、実現したもの。
セミナーでは月野さんが、中東で生まれたはんこが中国などを経て日本に伝わった歴史やその用途、素材について解説。現代の日本でも銀行口座の開設や行政文書の発行に必要なことなど、日常生活における重要性について話した。
その後は、自分が書いた字や絵柄をそのまま印影にできる「はんこ作り教室」が行われ、学生たちは自分の名前をカタカナにしたりイラストを入れたりして、デザインを決めていった。
参加したブリヤック・ブルジル君(15)は「普段使うサインに比べて、はんこは美しいと思った。異なる文化を知ることは楽しい」と笑顔。月野代表は「こうした機会に日本独自の文化として発信できたら」と話していた。
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