鎌倉 社会
公開日:2018.03.02
大船RC
大川小の悲劇から防災学ぶ
10日、鎌倉女子大で講演会
鎌倉大船ロータリークラブ(日向達藏会長)は3月10日(土)、鎌倉女子大学大船キャンパス視聴覚ホールで、「第2回東日本復興支援講演会」を開催する。午後1時から3時まで。
講師の佐藤敏郎さん(スマートサバイバープロジェクト)は、宮城県内の中学校の元国語教諭。東日本大震災後の2011年5月に行った俳句作りの授業は、生徒たちの不安や悲しみ、未来への意志など率直な気持ちが「575」に乗せられ、新聞、雑誌、テレビで取り上げられるなど大きな反響を呼んだ。
また児童74人が犠牲になった大川小学校で当時6年生の次女を亡くし、13年末には他の遺族らと「小さな命の意味を考える会」を設立。「地震発生から津波が到達するまで51分。周囲には体験学習で登ったこともある緩やかな山があり、大津波警報も出されていた。時間、情報、手段が揃っていたのに、子どもを守れなかったのはなぜか。失われた命に向き合うことで未来の命を守ることにつなげたい」として、全国で教育や防災に関する講演活動を行っている。
定員は200人で、当日券が若干あり。参加費の1千円は東日本大震災復興支援財団に全額寄付される。
問い合わせは事務局【電話】0467・47・3233((火)・(木)午前10時から午後4時まで)へ。
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